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【要約・書評】『ブランディングデザインの教科書』の評判・おすすめポイント

西澤 明洋|||0ページ

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この本を一言で言うと

100以上のブランド開発実績を持つブランディングデザイナーが、経営戦略からデザインまでの一気通貫した独自手法を完全公開した教科書。

この本の概要

企業ブランディングを「経営戦略(Management)→コンテンツ(Contents)→コミュニケーション(Communication)」の3層で考える「ブランディングデザインの3階層」と、リサーチからデザインまでを一貫して進める「フォーカスRPCD」という独自メソッドを体系化した実践書。COEDO・nana's green tea・ヤマサ醤油・キリン「生茶」・堀口珈琲など国内有名ブランドの開発実績を持つ西澤明洋氏が、デザインを使う側(経営者・マーケター)とする側(デザイナー)双方に役立つブランディングデザインの全体像を解説。

「ブランディング」という言葉の意味がやっとわかった気がする

起業して4年目。正直、ブランディングってずっとよくわからなかった。「ロゴ作ること?」「SNSのトーン統一すること?」ぐらいのイメージで、マーケティングと何が違うのかも曖昧なまま走ってた。 この本を読んで整理されたのは「ブランディングは売ることじゃなく伝えることで、顧客間の口コミを生み出すもの」という定義。マーケティングとの違いがここまではっきり書いてある本は初めてだった。 「ブランディングデザインの3階層」という考え方も刺さった。経営方針(M)→製品・サービス(C)→広告・Webなどの表現(C)が一気通貫してないと、いくらロゴを綺麗にしても意味がないということ。うちの会社、経営理念とサービスの内容とLPのデザインがバラバラだったなとリアルに反省した。 フォーカスRPCDは少し著者独自のジャーゴンが多いけど、やっていることは理にかなっている。リソースが少ないスタートアップこそ「やらないことを決める」という視点が大事だと感じた。 デザイン会社の社長が書いてるから後半はやや自社のPRっぽさもあるけど、それを差し引いても学びが多い一冊。

スタートアップの代表(38歳)

この本で学べること

マネジメント(経営戦略・ミッション)→コンテンツ(製品・サービス)→コミュニケーション(ロゴ・広告・Web)の3層を一気通貫でデザインすることがブランディング成功の前提。

Research→Planning→Concept→Designの4段階プロセスを解説。有限なリソースを集中投下するため「やらないことを決める」フォーカスが特に重要とされる。

マーケティングは「売ること」、ブランディングは「伝えること・顧客間伝達を生み出すこと」という明確な定義の違いを解説。戦略の混同を防ぐ視点を与えてくれる。

「考え方(か)→ルール(かた)→具体的なモノ(かたち)」という3層で一貫性のあるブランド表現を設計する方法。かたを設計することがデザイン統一の鍵。

山形緞通・釜浅商店など実際に著者が手がけたブランド再生事例を詳細に解説。理論だけでなく実践の進め方をリアルに学べる。

本の目次

  1. 1第1章 ブランディングデザインとは何か
  2. 2第2章 ブランディングデザインの3階層
  3. 3第3章 フォーカスRPCDの進め方
  4. 4第4章 リサーチ(Research)
  5. 5第5章 プランニング(Planning)
  6. 6第6章 コンセプト開発(Concept)
  7. 7第7章 デザイン(Design)
  8. 8第8章 実際のブランディングプロジェクト事例

良い点・気になる点

良い点

  • 経営戦略からデザイン実務まで一冊で体系的に学べる
  • 実際のブランディング事例が豊富で実践イメージが持ちやすい
  • ブランディングとマーケティングの違いが明確に整理されている
  • 経営者とデザイナーの両方が読めるわかりやすい言葉で書かれている

気になる点

  • グローバルブランド展開よりも国内市場向けブランディングに焦点が当たっている
  • 著者自身のブランディング会社の実績紹介が多く、後半は若干営業色を感じる読者もいる

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. デザインの知識がない経営者でも読めますか?
A. はい。本書はデザインを「使う側」の経営者・プランナー向けにも書かれており、デザインスキルがなくてもブランディングの全体像を理解できます。
Q. フォーカスRPCDはどんなプロジェクトに使えますか?
A. 新商品開発・店舗リニューアル・コーポレートブランディングなど、ブランドに関わるあらゆるプロジェクトに応用できます。中小企業のブランド再生事例も豊富に掲載されています。
Q. グローバルブランドの事例は掲載されていますか?
A. 主に国内ブランドの事例が中心です。グローバル展開よりも日本市場での差異化戦略を学ぶのに適した内容になっています。

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