この本を一言で言うと
日本人女性初のTableau ZEN MASTERが、データを「伝わる形」に変換するビジュアライゼーションの極意を体系化した実践書。
この本の概要
単にグラフを作る技術ではなく、「オーディエンスに重要な情報を正しく読み取ってもらう」ことを目的としたデータ視覚化の本質を解説した一冊。アクセンチュア・楽天・KPMGを経て日本人女性初のTableau ZEN MASTERに選ばれた著者が、ビジュアライゼーションの基礎から「プロっぽくなるコツ」、目的に応じたチャートの選択、ダッシュボード設計まで体系的に解説。役職ごとに伝えるべき内容を変える視点や、やってはいけないアンチパターンも収録しており、Excelユーザーからデータアナリストまで幅広く使える実践的な内容。
グラフを「作る」から「伝える」に変わった
広告の効果レポートを毎週作ってて、いつも同じような棒グラフと折れ線を並べて貼り付けてた。クライアントからは「わかりました」って言われるんだけど、何かが刺さってる感じがしない。そもそも読まれてるのかどうかも怪しい。
この本を読んで気づいたのは、グラフを「作る」ことが目的になってたということ。本来の目的は「相手に伝わること」なのに、自分が分かりやすいと思う形で整理して終わってた。
特に刺さったのは第2章の「プロっぽくなるコツ」。グリッドラインを消す、色数を絞る、目立たせたいものだけハイライトして他はグレーアウトする。「そんな細かいこと?」と思うかもしれないけど、やってみると見やすさが全然違う。
役職ごとに伝えるべき内容を変えるという視点も新鮮だった。役員と現場担当者では見たい粒度が違うのは頭でわかってたけど、それをちゃんとビジュアルに反映させることを考えてなかった。
BIツールの操作は一切書いてないので、手順書を期待すると違う。でもデータをどう「見せるか」の思考法を学びたい人には間違いなくおすすめ。
— マーケティングアナリスト(31歳)
この本で学べること
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グラフを作ることが目的ではなく「オーディエンスに伝わること」が目的。何を伝えたいのかを明確にしてから視覚化手法を選ぶという根本的な考え方を丁寧に解説。
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少し気をつけるだけで素人っぽさから抜け出せるポイントを第2章に集約。色の使い方・フォント・グリッドラインなど具体的な改善方法が詰まっている。
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棒グラフ・折れ線・散布図など各チャートの適切な使いどころと、やってはいけないアンチパターンの構造と理由を解説。グラフの目利き力が上がる。
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経営者・管理職・現場担当者など役割ごとに「何を伝えるべきか」が異なることを解説。オーディエンスを意識したビジュアライズの実践知識が学べる。
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著者がコンサルティング現場で実際に作ったダッシュボードを題材に、設計の思考プロセスをキャプション形式で詳細解説。
本の目次
- 1第1章 データ視覚化「キモのキモ」(基礎概念・視覚属性・データのタイプ)
- 2第2章 これだけでグッとプロっぽくなるコツ
- 3第3章 目的に応じたチャートの選択とアンチパターン
- 4第4章 事例で学ぶ-ダッシュボード作成思考のキャプション-
- 5第5章 本当に組織に根付かせるために
良い点・気になる点
良い点
- ○目的・オーディエンス視点からの視覚化という本質を丁寧に解説
- ○アンチパターンが収録されており「やってはいけないこと」がわかる
- ○役職別の伝達戦略まで踏み込んでいる実践的な内容
- ○Tableau以外のツールにも応用できる汎用性の高い知識
気になる点
- △ツールの操作手順解説は皆無でありExcel等の実際の手順は別途学習が必要
- △色彩や表現の選択に著者の価値観が反映されている部分がある
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. TableauなどのBIツールを使っていないと読んでも意味がありませんか?▼
A. いいえ。本書はTableauの操作書ではなく、ツールに依存しないデータ視覚化の考え方・原則を解説しています。ExcelやPowerPointユーザーにも十分有益です。
Q. 統計やデータ分析の知識が必要ですか?▼
A. 不要です。本書はデータ分析よりも「分析結果をどう見せるか」に特化しており、グラフの選択や色使いなどのデザイン知識が中心です。
Q. 初心者でも読めますか?▼
A. はい。第1章で基礎概念をていねいに解説しており、データ視覚化の経験がない人でも無理なく読み進められます。
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