この本を一言で言うと
P&G・ソニー出身の戦略デザイナーが「妄想→知覚→組替→表現」の4段階で直感と論理をつなぐビジョン思考法を体系化した一冊。
この本の概要
「論理に裏打ちされた戦略があってこそ成功できる」という常識を覆し、自分の内なる直感・感性・ビジョンを起点にした思考法を体系化した実践書。P&Gでファブリーズ等のヒット商品を担当し、ソニーで新規事業創出に携わった著者が、米国デザインスクールでの学びも踏まえて「妄想→知覚→組替→表現」の4段階サイクルを解説。モーニングジャーナリング・ビジョンスケッチ・可動式メモ術など、誰でも実践できる具体的なツールを多数収録。VUCAの時代に「他者モード」ではなく「自分モード」から創造をはじめるための決定版思考書。
「論理だけじゃ限界」って気づいたときに読む本
戦略コンサルのキャリアを6年やって、ロジックとデータで考えることにはそれなりに自信があった。でも新規事業のプロジェクトに入ったとき、「で、君はどんな未来を作りたいの?」と聞かれて答えられなかった。
そのとき友人に勧められたのがこの本。「直感と論理をつなぐ」というタイトルが刺さった。
読んでみると、自分がずっと「他者モード」で動いていたことに気づかされた。クライアントの課題を分析して、ベストプラクティスを当てはめて、という作業ばかりで、「自分が何をやりたいか」を考えることを意識的に避けてたんだと思う。
特に第3章の「妄想」の話が面白かった。「10%改善」じゃなくて「10倍成長」を考えろという話。小さく考えようとするのは思考のクセで、意識的に振り切ることができると知って、なんか楽になった気がした。
モーニングジャーナリングは半信半疑で始めたけど、続けてみると確かに「これやりたいな」という感覚が言語化されてくる。
抽象的な部分も多いし、読んで終わりじゃ意味がない本だけど、手元に置いて何度も開くタイプの良書。
— コンサルタント(34歳)
この本で学べること
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「妄想(根拠のないビジョンを描く)→知覚(世界を複雑なまま感じ取る)→組替(アイデアを再構成する)→表現(手で考えてアウトプットする)」の4段階を体系化。
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他者の評価軸や前年比を基準にした「他者モード」ではなく、自分の内発的動機を起点にした「自分モード」の思考が創造性の源泉であることを解説。
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毎朝の感情アウトプットとして有効なモーニングジャーナリングの技法を紹介。思考の「余白づくり」から創造サイクルを動かす具体的な方法。
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妄想を1枚の絵に落とし込むビジョン・スケッチと、アイデアを固定しない可動式メモ術という「手で考える」ための実践ツールを詳細解説。
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センスや才能ではなく、具体的な方法論で直感力とビジョン創出力を体系的に磨けることを示した世界初レベルの実践書。
本の目次
- 1はじめに 「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ
- 2第1章 「直感と論理」をめぐる世界の地図
- 3第2章 最も人間らしく考える
- 4第3章 すべては「妄想」からはじまる
- 5第4章 世界を複雑なまま「知覚」せよ
- 6第5章 凡庸さを克服する「組替」の技法
- 7第6章 「表現」しなきゃ思考じゃない!
- 8終章 「妄想」が世界を変える?
良い点・気になる点
良い点
- ○直感と論理をつなぐ思考法を世界で初めて体系化した希少な内容
- ○モーニングジャーナリング等の具体的ツールがすぐ実践できる
- ○P&G・ソニーという実務経験とデザインスクールの理論が融合している
- ○語り口が柔らかく読みやすい
気になる点
- △抽象的な表現が続く部分があり、人によっては難解に感じる
- △フレームワークを実際に活かすには時間とトレーニングが必要
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. デザインの知識がなくても読めますか?▼
A. はい。本書はデザインスキルではなく「デザイン思考」の考え方を解説しており、デザイン未経験のビジネスパーソンがメインターゲットです。
Q. モーニングジャーナリングなどのツールは本の中で詳しく説明されていますか?▼
A. はい。各ツールは具体的なやり方と目的が丁寧に解説されており、読んだその日から実践できる内容になっています。
Q. 論理思考が得意な人にも意味がありますか?▼
A. むしろ論理思考が得意な人こそ本書の価値を感じやすいです。直感や感性をどう論理に接続するかというミッシングリンクを埋めてくれる内容です。
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