この本を一言で言うと
「解くべき問い」を正しく設計し、チームの創造的対話を引き出すファシリテーション技法を体系化した実践書。
この本の概要
企業・地域・学校の課題解決の現場で「なぜ良いアイデアが生まれないのか」を根本から問い直す一冊。問題の本質を見抜き「解くべき課題」を正しく設定する技法(課題のデザイン)と、ワークショップ・ファシリテーションを通じて創造的対話を促す技法(プロセスのデザイン)を体系的に解説。日本の人事部HRアワード2021書籍部門最優秀賞、読者が選ぶビジネス書グランプリ2021総合7位を獲得した注目作。組織変革・商品開発・人材育成に携わるすべての人の必読書。
会議がなぜ毎回空振りだったのか、やっとわかった
うちの会社、会議やワークショップの機会は多いんですよ。でもなんか毎回フワっと終わって、次のアクションに繋がらない。メンバーのせいなのか、進め方の問題なのかずっとモヤってた。
この本を読んで気づいたのは、「問い」の設計がそもそもズレてたということ。「もっとお客様に喜んでもらうにはどうすればいいか」みたいな大きすぎる問いを立てて、みんなで考えても発散するだけ。課題を因数分解して、一つひとつ具体的な問いに落とし込む必要があったんだって。
特にリフレーミングの章が刺さった。目標を疑い、「本当に解くべき問題は何か」から問い直す手順がここまで丁寧に書かれてる本は他になかなかない。実際に自社の研修設計で試してみたら、議論の密度が明らかに変わった。
ただ正直、書いてあることを完全に実践するのは難しい。理論として理解してから、場数を踏みながら徐々に体得していく本だと思う。一回読んで終わりじゃなく、手元に置いて繰り返し参照したい一冊。
— 人材開発担当(35歳)
この本で学べること
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良いアイデアが出ないのはメンバーの能力不足ではなく「問い」の設計ミス。問題と課題の違いを整理し、課題設定の罠を回避する思考法を解説。
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目標を整理し、固定化した認識を揺さぶるリフレーミングの手順を体系化。本当に解くべき課題を定義するプロセスを丁寧に解説する。
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ワークショップの問いをデザインし評価する方法を解説。参加者の議論が空中分解しないよう問いを因数分解して進行する具体的な技術も紹介。
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ファシリテーターに必要な定義・コアスキル・芸風から、対話を深める技術・効果を高める工夫まで体系的に整理されている。
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著者が手がけた実際のワークショップ事例を収録。理論の実践への活かし方をシミュレーションできる。
本の目次
- 1序論 なぜ今、問いのデザインなのか
- 2第1章 問いのデザインとは何か
- 3第2章 問題を捉え直す考え方
- 4第3章 課題を定義する手順
- 5第4章 ワークショップのデザイン
- 6第5章 ファシリテーションの技法
- 7第6章 企業・地域・学校の課題を解決する事例
良い点・気になる点
良い点
- ○課題設定から対話促進まで一貫して体系化されている
- ○実際のワークショップ事例が豊富で実践イメージが持ちやすい
- ○HRアワード最優秀賞獲得の信頼性と実績
- ○若手ビジネスパーソンにも読みやすい丁寧な文体
気になる点
- △理論を実践に落とし込むにはある程度の経験が必要
- △ワークショップ文脈が前提なため、個人作業への応用には読み替えが要る
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. ファシリテーター経験がなくても役立ちますか?▼
A. はい。本書の前半(課題のデザイン)は会議や企画業務にも応用できる問題設定の思考法を解説しており、ファシリテーター未経験でも十分に活用できます。
Q. ワークショップを設計したことがない人でも読めますか?▼
A. 読めます。ワークショップデザインの基礎から丁寧に解説しており、これからファシリテーションを始める人の入門書としても最適です。
Q. 組織開発以外の文脈でも使えますか?▼
A. 「問い」の本質と設計手法は教育・地域活動・個人のプロジェクト管理など幅広い文脈で応用可能です。著者も企業・学校・地域の事例をそれぞれ紹介しています。
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