この本を一言で言うと
建築・インテリア空間における光と色の相互作用を、実務に活かせる技術として解説した専門書。
この本の概要
建築専門誌「建築知識」(エクスナレッジ)が編集した、空間デザインにおける光と色の扱い方を解説した技術書。自然光・人工光が建築材料や仕上げ材の色に与える影響、照明計画と配色の連動、色温度・演色性と色の見え方の変化など、空間デザインの実務に直結する知識を体系的に解説。インテリアコーディネーターや建築士、照明デザイナーが現場で直面する「照明を変えたら色が変わった」「昼と夜で雰囲気が違いすぎる」といった問題を解決するための実践的な内容を提供する。176ページにわたって光と色の関係を丁寧に解説した一冊。
照明と色を「セット」で考える視点が得られた
建築の設計では配色を決めても、現場で「思ってた色と違う」ということがよくある。原因はたいてい照明なんだけど、「じゃあどうすればよかったか」を体系的に学んだことがなかった。
この本を読んで、色温度と演色性が仕上げ材にどう影響するかの基礎がやっと整理できた。「温白色の照明だと木材がより暖かく見える」「Ra90以上の照明でないと素材の本来の色が出ない」みたいな話は知識としては知ってたけど、設計プロセスに組み込む方法がわからなかった。
建築知識らしい整理のされ方で、現場で「照明決まる前に壁の色を確定させないといけない」という事情にも踏み込んで書いてある点が実務的でよかった。
2026年3月刊行でまだ新しいから、最新の照明環境(LEDが主流になって以降の色の問題)にも対応している。学生の頃に読みたかったし、後輩にも渡したい一冊。
— 設計事務所勤務の建築士(30代)
この本で学べること
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自然光・人工光の種類による色の見え方の変化、演色性・色温度との関係を実務視点で解説。照明計画と配色を連動させる考え方が身につく。
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木材・コンクリート・タイル・塗装など建築で多用される素材がどのように光を反射し色として見えるかを解説。素材選定と配色の判断に役立つ。
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建物の向きや季節によって変化する自然光の色温度と、それに応じた配色設計の考え方を具体的に示す。
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照明器具の配置・色温度・照度と壁・床・天井の色との相互作用を踏まえた総合的な空間色彩計画の方法論を提供。
本の目次
- 1光の基礎知識(自然光・人工光・色温度・演色性)
- 2色の基礎知識(色相・明度・彩度・建築における色彩)
- 3素材と光の関係(反射率・質感・仕上げ材の色の見え方)
- 4照明計画と配色の連動(住宅・オフィス・店舗)
- 5昼夜・季節・方位による色環境の変化
- 6空間別の光と色の実例(リビング・寝室・キッチン・商業施設)
- 7光と色の設計プロセスとチェックリスト
良い点・気になる点
良い点
- ○建築・空間デザイン特化の光と色の専門書として希少性が高い
- ○照明計画と配色の連動という実務で不可欠な視点をカバー
- ○建築知識誌の編集クオリティで内容が体系的
- ○176ページとコンパクトに要点がまとまっている
気になる点
- △グラフィックデザインや印刷物の配色には直接適用できない
- △2026年刊行でまだ読者レビューが少ない
- △特定の照明メーカーや材料メーカーへの依存がある場合がある
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. グラフィックデザイナーにも役立ちますか?▼
A. 本書は建築・空間デザイン向けの内容に特化しています。グラフィックデザインの配色については他の専門書をおすすめします。
Q. 照明の専門知識がなくても読めますか?▼
A. 光の基礎知識から解説されているため、照明の専門的な知識がなくても読み進められる構成になっていると考えられます。
Q. 住宅設計にも使えますか?▼
A. 住宅のインテリア配色と照明計画の両方を扱う実例が含まれており、住宅設計者にも直接役立つ内容です。
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