この本を一言で言うと
「世界一わかりやすい」シリーズの化学版。西村淳矢氏が化学基礎・化学の本質を丁寧な解説で講義形式にまとめ、深い理解を促す参考書。
この本の概要
KADOKAWA/中経出版の「世界一わかりやすい」シリーズから生まれた化学基礎・化学の参考書。著者の西村淳矢氏は予備校での講義経験をもとに、化学を表面的な暗記ではなく「なぜそうなるのか」という原理の理解から積み上げることを重視している。講義形式の文体で書かれており、まるで予備校の授業を受けているような感覚で読み進められる。化学基礎から化学まで両方をカバーしており、335ページのボリュームで幅広い内容を扱っている。2014年刊行のため内容は旧課程対応の箇所があるものの、化学の本質的な理解を助けるという観点では今日でも参考になる。Amazonレビューでは「基礎を押さえた人向け」という評価が多く、ある程度化学の基礎が身についた状態で使うと効果的とされている。電子書籍版は現時点では未提供。
「わかった気になってた」がなくなった。化学を原理から理解したい人向け
授業を聞いて問題を解けば点は取れる。でもなんとなく「公式を当てはめてるだけ」という気持ちがずっとあった。なぜこの反応が起きるのか、なぜこの公式が成り立つのか、そこが腑に落ちていないまま勉強している感じ。
この本を読み始めて最初に思ったのは「授業よりわかりやすい」だった。講義形式で書いてあるから、先生に教わっているみたいにスラスラ読める。しかも「なぜそうなるか」の説明がちゃんとある。化学結合の話とか、イオン化エネルギーの話とか、授業では「こういうもの」で終わっていたことに理由が書いてあって、読んでいて普通に楽しかった。
化学基礎から化学まで一冊でカバーしているのも助かる。全体の地図が見えると、今自分がどこを勉強しているかがわかりやすくなる。
一つ注意点として、2014年刊行なので新課程との違いは自分で確認が必要。でも化学の本質的な部分は変わっていないので、理解の土台を作るという目的では今でも十分使える本だと思う。
— 化学の「なぜ」が気になる高校2年生
この本で学べること
✓
✓
✓
本の目次
- 1物質の構造と化学結合
- 2物質の状態変化
- 3溶液の性質
- 4化学反応とエネルギー
- 5反応速度と化学平衡
- 6酸・塩基の反応
- 7酸化還元と電気化学
- 8無機化学の基礎
- 9有機化合物の基礎
良い点・気になる点
良い点
- ○講義形式の解説で、予備校授業を受けているような感覚で理解が進む
- ○原理から丁寧に解説しているので、暗記に頼らない本質的な理解ができる
- ○化学基礎・化学の両方をカバーしており、範囲を横断して学べる
気になる点
- △2014年刊行のため、旧課程対応の箇所があり新課程との差異に注意が必要
- △電子書籍版がないため、持ち運びには不便を感じることがある
みんなの評判・口コミ
★★★★★5.0
化学の仕組みをちゃんと理解したくて買った。他の参考書が「こういうときはこう解く」という解法型なのに対して、これは「なぜこうなるか」がわかる解説で、読んでいると化学が面白くなってくる。難しめの問題でも原理を理解していれば解けるようになった。
★★★★★4.5
授業で習ったことがなぜそうなるか気になって使い始めた。講義形式の文体で読みやすく、先生が丁寧に説明してくれているような感じ。化学基礎から化学まで一冊でカバーしているので、全体像が見えやすい。ただ2014年刊行なので新課程との差が少しある点は注意。
★★★★★4.0
化学の原理理解に優れた参考書。解法パターンの習得よりも概念理解を深めたい生徒には向いている。ただ刊行年が古いので、新課程受験生には新しい教材との組み合わせを推奨している。内容の質自体は今でも高い。
★★★★★3.5
基礎的な理解を確かめるために読んだ。丁寧な解説で理解は深まるが、直前期のアウトプット練習には向かない。時間をかけてじっくり読む参考書なので、受験が近い人は優先順位を考えて使う必要がある。内容が旧課程対応の部分は自分で確認が必要。
著者について
こんな人におすすめ
✓
✓
✓
よくある質問
Q. 2014年刊行で古いですが、現在の受験に使えますか?▼
A. 化学の本質的な内容は変わりませんが、新課程では一部変更がある範囲があります。新課程対応の最新参考書と組み合わせて使うことを推奨します。
Q. 化学が苦手な初心者でも使えますか?▼
A. ある程度化学基礎の基礎知識がある方向けの参考書です。まったくの初学者は入門レベルの参考書で基礎を作ってから取り組むとスムーズです。
Q. 問題集と併用は必要ですか?▼
A. 本書は解説・理解に重点を置いた参考書です。アウトプット練習のために別途問題集と組み合わせて使うことで、より効果的に力をつけられます。