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【要約・書評】『化学の新演習』の評判・おすすめポイント

卜部吉庸|三省堂|2023-07-11|224ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

難関理系大学を目指す受験生のための、化学の真の理解と応用力を鍛えるハイレベル演習書。

この本の概要

『化学の新演習』は、三省堂の卜部吉庸氏による難関理系大学受験向けの化学演習書。姉妹書『化学の新研究』と組み合わせて使うことを前提に設計されており、理論・無機・有機の全範囲を網羅した良問が揃っている。問題の難易度は高く、東大・京大・医学部などの最難関入試にも対応できる実力養成を目的としている。各問題には詳細な解説が付いており、なぜその解法をとるのかという思考プロセスまで丁寧に解説。単なる解答の暗記ではなく、化学的な思考力そのものを鍛えることに重点が置かれている。改訂版では新学習指導要領に対応した内容が盛り込まれ、エンタルピーなど新課程の項目も収録している。化学で他の受験生と差をつけたい、本番で高得点を狙う層に支持されている一冊。

これをやり切ったら化学が怖くなくなった話

去年の共通テストで化学が思ったより取れなくて、浪人してから本格的に化学と向き合い直した。新研究を読み込んで、そこからこの新演習に入ったんだけど、最初の数問で絶望した記憶がある。「こんな問題解けるの?」って。でも解説を読んだら、あ、こう考えるのか、って。単に公式を当てはめるんじゃなくて、化学の原理から考えてるんだよね。それを繰り返してたら、気づいたら初見の問題でも手が動くようになってた。難しいのは本物だし、全問解けなくても気にしなくていいと思う。解説を読んで「わかった」を積み上げることが大事。化学を得点源にしたい人には本気でおすすめしたい。

理系浪人生(医学部志望)

この本で学べること

本の目次

  1. 1第1章 理論化学
  2. 2第2章 無機化学
  3. 3第3章 有機化学

良い点・気になる点

良い点

  • 難関大の過去問ベースの良問が揃っており実戦的
  • 解説が詳細で「なぜ」まで追える
  • 『化学の新研究』との連携で理解が深まる

気になる点

  • 難易度が高いため基礎が固まっていない段階では使いにくい
  • 問題数は多くないので網羅性よりも質重視の設計

みんなの評判・口コミ

5.0

化学の新研究を一周してからこれに取り組んだら、ようやく本物の化学力がついた気がした。解説の「なぜ」まで書いてある密度がすごい。過去問演習の前に絶対やっておくべき一冊だと思う。

4.5

問題のレベルが高くて最初はしんどかったけど、解けるようになると化学が面白くなってきた。解説に載っている別解まで読むと視野が広がる。もう少し問題数があればとも思う。

4.0

演習書としての質は間違いなくトップクラス。ただし独学で使うなら新研究とセットが前提。基礎問精講や重問を終えた後に使う順序で紹介するのがベスト。

3.5

内容は本物。ただ改訂版になったのに表紙の見た目が地味で書店で目立たない。中身で選ぶべき本なので関係ないといえばそうだけど、初見では手に取りにくかった。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 化学の新研究がなくても使えますか?
A. 使えないことはないですが、解説が新研究の内容を前提にしている部分があります。セットで使うのが最も効果的です。
Q. 重要問題集と比べてどちらが難しいですか?
A. 化学の新演習のほうが難易度は高めです。重問で標準問題を固めてから移行するのが一般的なルートです。
Q. 新課程(2022年度以降入学)に対応していますか?
A. 改訂版はエンタルピーなど新学習指導要領の内容に対応しています。旧課程版との混同に注意してください。