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【要約・書評】『鎌田の有機化学の講義』の評判・おすすめポイント

鎌田真彰|旺文社|2024-04-17|352ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

官能基の反応から構造決定まで、有機化学の全体像を体系的に整理し、入試問題を解くための思考プロセスを身につける定番参考書。

この本の概要

「鎌田の有機化学の講義」は、大学受験Doシリーズの有機化学編。受験生が躓きやすい有機化学の「なぜこの反応が起きるのか」という根本を丁寧に解説し、膨大に見える有機化学の知識を整理された体系として学べる構成になっている。脂肪族化合物・芳香族化合物・天然高分子・合成高分子の全分野をカバーし、官能基ごとの反応性や変換ルートを論理的に説明している。2024年の五訂版では新学習指導要領に対応した内容に全面改訂。構造決定問題の解き方も充実しており、入試で頻出の思考型問題への対応力が養われる。別冊の「入試で使える最重要Point総整理」(赤セルシート対応)は、有機化合物の名称・性質・反応を一覧で確認できる。理論・無機に続いて取り組む参考書として、多くの受験生に支持されている。

有機化学って丸暗記じゃなかったのか——この本で考え方が変わった

有機化学、ずっと後回しにしてたんですよね。なんか覚えることが多すぎるし、反応式も意味わからんし。でも夏前に「そろそろやらなきゃ」ってなって買ったのがこの本でした。 読んでみると、反応の仕組みを「電子の動き」から説明してくれるんで、なんで酸化したらカルボン酸になるのかとか、なんでエステル化はこの条件なのかとか、今まで「とりあえず覚えた」ことが突然つながる感じがした。 構造決定のところも「どうやって考えるか」をステップで書いてくれてるのが良かった。試験で焦っても手順通りに考えれば解ける気がしてくる。ボロボロになるまで読んだって先輩が言ってたけど、なんか分かる気がします。

高校3年生・化学が苦手で有機を放置してきた受験生

この本で学べること

本の目次

  1. 1第1章 有機化学の基礎
  2. 2第2章 脂肪族炭化水素
  3. 3第3章 アルコールとエーテル
  4. 4第4章 アルデヒドとケトン
  5. 5第5章 カルボン酸とエステル
  6. 6第6章 芳香族化合物
  7. 7第7章 天然高分子化合物
  8. 8第8章 合成高分子化合物
  9. 9別冊 入試で使える最重要Point総整理

良い点・気になる点

良い点

  • 有機反応の仕組みを論理的に説明するので、初見の反応にも対応できる力がつく
  • 構造決定の解き方が体系的に説明されており、入試頻出問題に直結している
  • 別冊まとめが有機化合物の性質を一覧できる形式で使いやすい

気になる点

  • 解説が多いため分量があり、読み切るのに時間がかかる
  • 演習問題数は少なく、問題集との併用が前提になる

みんなの評判・口コミ

4.5

有機化学は覚える量が多すぎて現役時代は諦めてたんですけど、この本を読んだら意外と体系的に整理されてるって分かった。特に官能基ごとに反応をまとめてる部分が自分には合ってた。別冊も毎日持ち歩いてます。

5.0

有機化学って丸暗記の科目だと思い込んでたんですけど、この本を読んで「なんで反応するのか」が分かったら一気に楽しくなった。構造決定の問題も解き方の流れが身についてきて、模試で点が取れるようになってきました。

4.0

先生に勧められて早めに読み始めました。解説はわかりやすいけど、有機化学が完全に初めての状態で読むと少しハードルを感じる部分もあった。基礎的な教科書を読んでからの方が入りやすいかもしれません。

4.5

理論・無機・有機の3冊を揃えて使いました。有機はこの本が一番分かりやすかった。高分子のあたりも他の参考書より整理されてて、試験直前に読み返すだけで頭が整理される感じがよかったです。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 理論化学を先に勉強した方がいいですか?
A. はい。有機化学は理論化学の基礎(電子配置・結合・酸塩基など)の理解が前提になる部分が多いため、鎌田の理論化学の講義を先に読んでおくと理解が深まります。
Q. 新課程(2022年以降入学)に対応していますか?
A. はい。2024年改訂の五訂版で新学習指導要領に完全対応しています。
Q. 構造決定問題の演習はできますか?
A. 本書では構造決定の解き方の考え方が解説されています。実際の演習は「鎌田の化学問題集」や「基礎問題精講」などの問題集で補うのがおすすめです。