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【要約・書評】『鎌田の理論化学の講義』の評判・おすすめポイント

鎌田真彰|旺文社|2024-04-17|368ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

理論化学の「なぜ」を徹底的に解説し、初見の入試問題にも自力で対応できる思考力を養う大学受験の定番参考書。

この本の概要

「鎌田の理論化学の講義」は、大学受験Doシリーズの中核を担う参考書。著者の鎌田真彰氏が長年の受験指導から見抜いてきた「解けない原因」を根本から解消することを目的に書かれており、単なる公式の羅列ではなく「なぜそうなるのか」という理由を丁寧に解説しているのが最大の特徴だ。2024年の三訂版では新学習指導要領に完全対応し、エンタルピー変化など新たに追加された内容もカバーしている。物質の構造・化学平衡・酸塩基・酸化還元・電気化学・気体・溶液など理論化学の全分野を網羅。各単元を読み込むことで知識が体系的に整理され、応用問題にも対応できる実力が養われる。別冊の「入試で使える最重要Point総整理」(赤セルシート対応)は試験直前の確認用として重宝する。共通テストから難関大二次まで幅広く対応できる一冊で、化学を得点源にしたい受験生に強く支持されている。

公式の「意味」が初めてわかった気がした——鎌田の理論化学を読んで

正直、化学って計算式を覚えるだけの科目だと思ってた。molの計算とか平衡定数とか、とにかく公式に数字を当てはめる作業みたいな感じ。でもそれだと応用問題で詰まりまくるんですよね。 で、友達に勧められてこれを読んでみたんですけど、最初のページから「あれ、こんなに丁寧に書いてあるの?」って思った。なんで電子が移動するのか、なんでpHがlogで計算されるのか、そういう「なぜ」の部分がちゃんと書いてあって、読んでて「へぇ〜」ってなる場面が多かった。 分量はそこそこあるから時間はかかるけど、読んだ分だけ模試の点数に返ってくる感じがある。別冊の赤シート対応まとめも電車の中で使えて便利。化学で詰まってる人は一回試してみてほしい。

高校2年生・理系クラス・化学が苦手

この本で学べること

本の目次

  1. 1第1章 物質の構成と化学結合
  2. 2第2章 物質量と化学反応式
  3. 3第3章 酸と塩基
  4. 4第4章 酸化還元反応
  5. 5第5章 電池と電気分解
  6. 6第6章 熱化学(エンタルピー)
  7. 7第7章 気体の性質
  8. 8第8章 溶液の性質
  9. 9第9章 反応速度と化学平衡
  10. 10別冊 入試で使える最重要Point総整理

良い点・気になる点

良い点

  • 理由・仕組みから説明されるので丸暗記しなくても知識が定着しやすい
  • 新課程対応で2025年以降の受験生がそのまま使える
  • 別冊が薄くて持ち歩きしやすく、隙間時間の復習に使いやすい

気になる点

  • 理論化学の全範囲を扱うため分量が多く、読破に時間がかかる
  • 演習問題は別冊のみで少ないため、別途問題集との併用が必須

みんなの評判・口コミ

5.0

模試で理論化学が壊滅的だったのでこれを買いました。読み始めてすぐ「あ、こういうことだったのか」ってなる場面が多くて、今まで丸暗記してた公式の意味がやっと分かりました。3周したら偏差値が10以上上がった気がします。

4.5

現役時に化学が足を引っ張ったので浪人してから最初に読んだのがこれ。解説の丁寧さは群を抜いてる。ただ量が多いので最初はどこから読めばいいか迷った。テーマごとに読む順番を決めてからの方が効率よかったです。

4.0

学校の授業が分かりにくくて独学で使い始めました。説明は確かにわかりやすいんだけど、完全ゼロから始めた自分には少し前提知識が必要な箇所があった。化学基礎を終えてから取り組むのがベストだと思います。

4.5

生徒によく薦める一冊。鎌田先生の「解けない原因から逆算して教える」スタンスが参考書にもしっかり反映されていて、本質理解を促す構成になっている。2024年版で新課程対応が完成したのも大きな評価ポイント。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 化学が苦手な初心者でも使えますか?
A. 化学基礎を一通り学んだ後に取り組むのがおすすめです。完全ゼロから始める場合は「鎌田の化学基礎をはじめからていねいに」を先に読むとスムーズです。
Q. 新課程(2022年以降入学)に対応していますか?
A. はい。2024年改訂の三訂版でエンタルピー変化などの新課程内容に完全対応しています。
Q. この本だけで入試対策は完結しますか?
A. 解説書なので演習量は少ないです。本書で概念を理解した後、「基礎問題精講」や「標準問題精講」などの問題集を組み合わせるのが王道ルートです。