この本を一言で言うと
東大教授が監修、大学のマーケティング理論をオールカラー図解で10時間で習得できる入門書。
この本の概要
東京大学大学院の阿部誠教授が著した、マーケティング理論の入門図解書。消費者行動・マーケティング戦略・4P・CRM・デジタルマーケティング・ブランドまで、大学4年間で学ぶ体系的な理論をオールカラーの図解で凝縮した96ページの一冊。知識ゼロからでも「マーケティングのキーワードと全体像」を掴むことができ、経験や勘ではなくデータと論理で経営判断する思考の土台を作ることを目的としている。PART1では市場・顧客分析から戦略立案まで、PART2では4P(製品・価格・プロモーション・流通)の各戦術を、PART3ではCRMやデジタルマーケティングなど現代的なテーマをカバーする。
マーケ部門に来て最初の週末に読んだ本
正直に言うと、この本を手に取ったのはちょっとした焦りからだった。今年の4月にBtoC系のスタートアップのマーケ部門に異動になって、毎週のミーティングで「STP」とか「4Pの最適化」とかって言葉が飛び交うんだけど、正直なんとなくしか分かってなかった。大学でも経営学は取ってたはずなのに、授業中ずっと寝てた結果がこれだ、と。
手に取ったのがこの本。96ページで1,100円。タイトルに「10時間」ってあるけど、実際は休日の午前中に2〜3時間でさっと読み終えた。薄いのにページ全体に図が多くて、テキストだけだと頭に入らないような内容がすっと理解できる。「消費者行動モデル」のAISASとか、「マーケティング・リサーチの種類」とかも図で整理されてて、「あ、これが繋がってたのか」って気持ちよく読めた。
ただ、読みながらちょっと違和感もあった。この本ってすごく「教科書」なんだよね。コトラーの理論をざっと並べた感じで、「実際の現場でどう使うか」の視点がほとんどない。例えばデジタルマーケティングの章も、SEOとかSNS広告の概念は書いてあるけど、「じゃあどういう判断をすればいいの?」みたいな実践的な話はスルー。そこは別の本で補う必要がある。
レビューにも「これで学んだ気になるだけ」みたいな辛口意見があって、まあ一理あると思う。でも僕みたいな「まず地図を手に入れたい人」にとっては十分に価値がある。知識ゼロで業界用語に置いていかれてるビジネスパーソンが、「マーケティングってこういう体系なんだ」って理解する最初の一歩としては、この価格と薄さで他に勝てる本はなかなかない気がする。辞書代わりに手元に置いておく価値はあると思う。
— 26歳 スタートアップのマーケ部門に異動1ヶ月目の会社員
この本で学べること
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良い点・気になる点
良い点
- ○96ページと薄く1,100円の低コストで体系的なマーケティング理論を概観できる
- ○オールカラーの図解でテキストだけでは難解な概念を視覚的に整理している
- ○東大教授監修による学術的な体系性があり、用語の定義が正確
気になる点
- △理論の概説が中心で、実際のビジネスへの応用方法がほとんど示されていない
- △96ページという薄さゆえに各トピックの深掘りが浅く、実務に直結する知識としては不十分
みんなの評判・口コミ
★★★★★5.0
転職してマーケ部門に来たばかりで、会議で飛び交う用語が全然わからなかった。この本を読んで全体像が掴めた。薄くて読み切れるのも良かった。まずここから始めるのが正解だと思う。
★★★★★3.0
理論の整理としてはきれいだけど、現場での使い方が書いてない。後輩に渡す本としては良いけど、自分が読んでも新しい発見はほとんどなかった。入門用と割り切れば十分な一冊。
★★★★★4.0
新人メンバーへの推薦書として活用している。マーケの用語や考え方の共通認識を作るのに使いやすい。図が多くて説明しやすいので、OJTの補助教材としても機能する。
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. 実務経験がある人にも役に立つ内容ですか?▼
A. 実務経験者には物足りない可能性が高いです。本書は理論の概説書なので、初学者や異業種からの転職・異動直後の方が対象です。実務者は西口一希氏の『実践 顧客起点マーケティング』などを読む方が実になります。
Q. 「図解」版と通常版の違いは何ですか?▼
A. このISBN(4046023309)は「図解」版で、2018年刊行のA4変形サイズです。オールカラー図解が特徴で96ページのコンパクトな構成です。旧版(4046020156)も存在しますが内容はほぼ同様で、この図解版の方がビジュアル面で優れているという評価が多いです。
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